第18回日本病院総合診療医学会 Day 2
沖縄に全国のNPが集結!
本日も開催されましたNPシンポジウム。
昨日はクリティカル領域編で開催されましたが、本日はこちら!
私もこちらへ登壇させていただきました。
筆者はクリティカル領域を終了しているのですが、機会をいただいたので、プライマリーとしての切り口で挑戦させていただきました。
最初に登壇したのは、現役米国NPで北海道でNP教育に携わっている塚本先生。
海外のNPの歴史を交えながら、日本版NPの現状の課題についてお話しいただきました。
我が国にNPは必要なのか?
「看護師のプロフェッショナルディベロップメントの側面」と「医療拡大における必要性」これらに対しいかに答えていくかが今後の私たちの課題とのこと。
たのNPが提示した課題も踏まえると、同じ方向にベクトルが向いているのでは?と安心いたしました。
そして二人目は、、、
私!
今年度は整形外科の入院管理を中心に介入させていただいており、その中での結果について、用意できる数字と現場の声を伝えてきました。
総合内科先生の他の発表にもあったのですが、どうしても密に介入していくとその分薬価などコストがかかる傾向にありますが、、、
ケア・キュアの質は上がってるだけでなく、他職種からの援助の質向上やチームとしてのリアルタイムな介入、残業時間の削減などが見えてきました。
NPが何ができるか?ではなく、NPがいることで、他の医療スタッフが何ができているのか?
点だけを見ると医師の代行屋に見えるかもしれませんが、多くの線となり患者様へ繋がっています。
3人目
NHO岩国医療センターの平木さん。
PICCの実践についてご報告いただきました。
特定行為に入っているPICCですが、まだまだプレホスでは周知されていたい部分も多く、刺入の実践だけでなく、認識に対する啓蒙活動も行なっているとのことですが。
患者様が在宅に変えるための選択肢をより多く準備するとともに、生活に沿うことができる医療の提供。選択の支援からNPの介入が始まります。
4人目は
WOCN +NPの石川さん。
以前より在宅支援をされている中、現状の活動と課題についてお話をいただきました。
褥瘡急性期は病院で見ることができても、時間の壁から在宅へ戻ることも少なくなく、同じ質の在宅ケアをいかに提供するか。
本来、看護師特定行為の大きな柱である在宅。しかしまだまだ問題は山積です。多くの方とプロブレムを共有し、問題解決に向け尽力していきたさいです。
5人目はかりゆしの似合う芹田さん
山間部における活動の実際と課題についてお話しいただきました。
医療リソースの少ない山間部。その中で患者の生活をいかに支えるか。
支えるためにNPとして(直接的・間接的に)何を行うか。
なかなか代筆が難しいくらい密度のあるお話を聞かせていただきました。
機会があればスライド添付させていただきたいと思います。
そしてとりは
札幌東徳洲会病院 松田先生
3人のNPとともに業務を行っておられるのですが、毎度毎度NPへの理解を訴えてくださいます。
レジデントとNPの診療に差はあるのか?
そもそも差を探すことが問題ではなく、一長一短ある中、お互いの長所を認め、チームとして働きかけることで医療の質は格段に向上する。
日頃臨床でNPとともに過ごし、多くのアウトカムを出しているからこそ説得力のあるお話でした。
今後ともよろしくお願いいたします。
そしてこの機会をいただき、本日以外も多くのチャンスと支援をくださる久保先生・志水先生。
今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
そして何より
NPを理解してくださいます大会長 徳田安春先生。
先生の闘魂魂は、着実に多くのNPにも届いています!
医学会にも関わらず、登壇した際見た景色は
多くの同志の眼差しと
多くの医師の期待感に溢れており
今までにない充実感に見舞われております。
これに満足することなく、今後も啓蒙活動及びoutcomeの提示
ないしは患者様の生活支援に努めていきたいと思います。
NP、、、最強です!