JNPゾエの看護?覚書in城東

東京で働くJNP(診療看護師)のブログです

偽痛風のミカタ〜NPでの学びを看護に繋げる〜

入院中の発熱をよくプレゼンしますが
6Dの中に上がってくるcppD

 

痛風

確かによく目にします。

高齢者の入院患者の発熱は誤嚥か尿路感染か偽痛風?というくらいに見ます。

 

ということで今回は改めて”偽痛風のミカタ”について簡単にまとめてみました。

f:id:ZoeSun:20211022090800j:plain

 

 

 

痛風の偽物

痛風です。

尿酸ではなくピロリン酸カルシウムが悪さします。

症状の発生機序は似たような感じらしいですが、症状の部位は以下になります。

 

痛風の症状

f:id:ZoeSun:20211022090803j:plain

症状は痛風と同様。

症状軽快までの期間は偽痛風のほうが短いです。

f:id:ZoeSun:20211022090806j:plain

 

CDS:Crowned Dens Syndrome

そして偽痛風で忘れてはならないのが”crowned dens syndrome”です。

f:id:ZoeSun:20211022090809j:plain

発熱検索で、各関節は触るけど、回旋動作を確認することも少なくありません。

要チェックです!

参考サイト

seikeigekamanual.seesaa.net

 

f:id:ZoeSun:20211022090812j:plain

 

痛風の診断

痛風の診断は主に関節穿刺、X線、CT(CDS)で行います。

f:id:ZoeSun:20211022090816j:plain

f:id:ZoeSun:20211022090818j:plain

ただ状況によっては疑わしきは、、、ということで診断的治療でNSAIDsを開始することもあります。

 

痛風の治療

治療は単関節の場合は関節穿刺、ステロイド関注、複数関節、もしくは前記治療で改善がない場合は投薬になります。

後述するNSAIDsですが、最近ではアセトアミノフェンを用いることがあります。

f:id:ZoeSun:20211022090821j:plain

f:id:ZoeSun:20211022090824j:plain

f:id:ZoeSun:20211022090828j:plain

f:id:ZoeSun:20211022090831j:plain

f:id:ZoeSun:20211022090834j:plain

 

最後に痛風と偽痛風の違いについてまとめてミタ

f:id:ZoeSun:20211022093751j:plain

私は痛風に気をつけます、、、