コロナ専門病院 準備2
ゾーンニング
妥協は許されない。
優しさは時間管理と人手でカバー
資材が無いからは理由にならない
できる限りの物品準備
まさか、酸素タンクの数、液体酸素の設置場所まで任せられるとは、、、
物品請求
セントラルモニター、HFNC、他、、、
総額○千万円の決断を迫られる
こんな非日常業務を既に送る中
1番心掛けた事
あなたのストレスを最小限にするね!
あなたの力が必要です!
皆んな事情があるから、気にしなくて良いよ!
事あるごとに
出会う度に
沢山のスタッフに伝えてます
コロナ専門病院 準備1
覚え書きも兼ねて記載
8月22日(日)病院長より連絡
政府の意向もあり、当院がコロナ病院に決定
8月23日(月)院内周知
8月27日(金)某議員のフライング発表💦
未明から問い合わせの連絡が多数病院に
8月28日(土)色んな方からメール、連絡が多数。携帯の充電が日中で無くなる💦
8月29日(日)法人理事が発表
私も個人的に発信
8月30日(月)病棟管理システム検討(個人)
オリジナルのRST.ICT.RSS案を作成する
8月31日(火)院内診療システム検討(個人)先ずは己を知る
設備の検討
医療ガス、特に酸素がどこまで足りるのか、、、
当院NPの行動特性とは?
今年度も機会をいただき、日本病院総合診療医学会でシンポジストしてきました。
が、ある方からのお願い(無茶振り)もあり、同じ研究で、違った観点から中部関西NP研究会でも発表しました。
スライドはほぼ同じです。
今回の発表をまとめるにあたり
NPはこれができる!と言う発表は多いけど
NPは何ができているととらわれているのだろうか?
と言う疑問から、行動特性というキーワードをもとに、当院NPがどのような行動特性を持っているかを調べてミタ
目次
・私が働いている病院・総合診療科の役割
・研究のまとめ方
・研究結果
・考察
・結語
・私が働いている病院・総合診療科の役割
当院は都内にある中規模病院です。
NPは看護部所属、総合診療科に出向し活動しています。
総合診療プログラムも運営しており、後期研修医も複数いることから
NPがやることなくない?
とも思われそうですが、意外とフル活動しています。
・研究のまとめ方
国内でもNPの行動特性を謳っている施設はありますが、施設としてどのような行動特性と認識されているかを明確にしようと思い、今回の調査を行いました。
調査には先行発表されている、海外プライマリNPのコンピテンシーをもとにアンケート調査を実施。
http://jssm.umin.jp/report/no35-1/35_1_01.pdf
またその内容を日本総合診療専門医のコアコンピテンシーに分類し評価を行いました。
中身は下記になります(見難くてすいません)
研究結果
nは42件です
地域思考アプローチ以外はほぼ行動特性として認識されている結果となりました。
考察
実際院内で活動することが多い、当院のNPですのが、在宅へも伺うことがあり、その辺りは活動内容の周知の影響も否めないと考えます。
院内では上級医と共に患者の疾患管理や、教育的介入、特定行為や相対的医行為の実施などタスクシフトも積極的に行っています。タスクシフトの結果、医師は外来・病棟・在宅とシームレスに活動する中でのストレス軽減につながっていると考えます。
また、行動特性は似通っていても、医学と看護学ではアプローチも違います。
その違いを共有し、患者に向き合うことから、より患者にとって必要な医療サービスの提供になっていると考えます。
医行為が行えるのがNP、タスクシフトが行えるNP
ではなく、高度実践看護師としてのNPが看護実践し、チーム医療に貢献することがNPの本来の目的だと個人的には思います。
と言ったものの、実際のアンケート結果では、看護師と他の調査対象者(医師、病棟薬剤師、セラピスト、MSW)との回答に有意な差が生じました。
要因の一つに。看護者が行動特性や役割についてのこれらの文言の意味に触れる機会が少ない、多忙な業務の中、看護としての役割意識を考える機会が少ない現状がことが考えられました。
NPの行動特性だけでなく、同施設の看護師が地域や施設、目の前の患者に対しどのような役割があり、各看護師、各病棟がどのような特性があるのか。
そこを明確にし、共有することが、より地域医療における当院の看護の必要性や、NPの存在意義、活用法などを明示できていくと思います。
結語
NPは総合診療医と似通っており、チームとして行動することで様々なアプローチが可能となっている。
また病棟配属ではなく、診療科チームに配属しているため、横断的にアクションが行えることが、リアルタイムな介入やハブ的役割を担うことができる。
NPを発展させようとNPだけ進んで行ってもしょうがない。自施設の地域医療における看護の役割を共に考え、行動し、その看護の土台があることで、初めてNPとしての高度実践能力が発揮される(明確になる)
診療報酬や機能評価に絡んだ業務に多くの時間を割かれる看護
様々な看護のスタイルが出てきている中、今一度看護感に着眼し、必要とされる看護を見直す機会かなと考えます。
NPは看護師です。
NPが各々うまくやっていくためには?
と、大きなタイトルを書いてみました。
私は思い通りできてます!
とは言い難いですが、少なからず必要とされる存在にはなれたかなと感じています。
今回はNPに限らず、新たな事を取り組む上での一つの視点を書きたいと思います。
とりあえず3つに分けて書いてみます。
• NPをうまく取り入れてもらうにはマーケティングを取り入れよう!
• マーケティングの4P
• うまく行くのか不安
①NPをうまく取り入れてもらうにはマーケティングを取り入れよう!
そもそもマーケティングとは?
Wikipediaで調べると以下のように記載されています。
「マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。」
すなわち、NPという商品を売り込むためには相手(施設、地域)を知る必要があります。
自分はこれができる!自分はこれがしたい!
ではなく、NPがその施設や地域に加わる事で、どのような利益が生まれるか“相手が”理解できなければスタートを切る事ができません。
孫子も
と伝えており、今もなお様々な場面でこの言葉が活用されています。
さぁ!NPを売り込んでいきましょう!
• マーケティングの4P
といわれても、今からマーケティングの勉強なんて、、、と思いますよね。
ここではとりあえず4つだけ興味を持ってみてください。
医療者が好む語呂合わせ?です。
マーケティングの4P
• Product(製品)
• Price(価格)
• Place(流通)
• Promotion(販売促進)
の4つです。
当てはめるとするなら
• Product(製品)
卒後研修や自己啓発、NPとしての製品価値を上げていく。
• Price(価格)
NPがすることでの価値(タスクシフト、診療報酬+α)。病院や地域の利益がある。収益増や残業時間短縮、在院日数短縮など目に見えると伝わりやすい。
• Place(流通)
業務化、システム化
• Promotion(販売促進)
プレゼンテーション(己を知り伝える)
自分の強みと施設、地域がどのようにフィットするか(自身の変化も含む)
その結果どのような利益が生まれるか。
まだまだNPは数も少なく、知らない人の方が多いです。
就職してからでもよし、就職前からでもよし、様々なシチュエーションからNP(自分自身)のマーケティング戦略を立ててみてはいかがでしょう?
• うまく行くのか不安
ですよね
私も失敗続きです。
ただ失敗したからこそ、評価修正ができ、次へのステップに繋がります。
待っているだけで、自動的に自分にフィットする体制が整ったらどんなに楽な事でしょう、、、
果報は寝て待て
とも言いますが、結果が出なければインセンティブもつかないだろうし、雇用にも繋がりません。雇用が増えないとoutcomeも増えず、多くの方が期待する診療報酬にも繋がりません。
日々の業務、研修で多忙とは重々承知しています。
1日1分で良いので、自分自身のマーケティング
考えてみませんか?
NPの存在価値とは?
昨日、無事ZOOMでの学会発表を終えることができました。
年明け早々、大会長より御提案(無茶振り?)していただき、後日発表予定のものを、学会のテーマでもあった「NPの存在価値」という視点から再構成して発表させていただきました。
今回の発表を通して思ったことを以下の4項目に分けてまとめてみます。
• 学会発表のざっくりとした内容
• NPの前に看護師の存在価値とは?
• 存在価値をスマホに置き換えてみる
• これからが勝負!
• 学会発表のざっくりとした内容
内容としては、海外プライマリーNPのコンピテンシー、日本総合診療専門医のコンピテンシーと当院NPの行動特性を照らし合わせ、現状と課題を検討しました。
各コンピテンシーと結果は下記リンクへ
https://drive.google.com/file/d/1gq19Ok1OA_jLenF8yTisRxUXyUJsJlAE/view?usp=drivesdk
まとめとしては
NPの存在価値を高めるためには、まず看護の存在価値をしっかり明確にし、共通認識する必要があるのかな?と感じます。
• NPの前に看護師の存在価値とは?
最近SNS上でも看護についての記載をよく目にします。
先日バズっていたのが「看護師はもっと勉強しろ!」って内容であったり、「もっと考えよう(アセスメント)」ってものだったり。
国内に看護師は約122万人もいますから。色んな方がおられると思います。
そんな中、何気に思ったのが
看護師個人ではなく、看護師は施設や地域でどんな存在価値として利用者にとらわれているのだろう?
そしてそれを各々の看護師が自覚しているのかだろうか?
という事です。
• 存在価値をスマホに置き換えてみる
iPhoneにしろAndroidスマホにしろ、令和3年の今だから需要はあるけど、平成3年だったら全く受け入れられないと思ういます。
電話を携帯するという当たり前
4G.5Gの通信環境
ネットが根付いた社会
これらが揃って初めて成り立ちますよね。
これをNPに当てはめると
法制化(通信環境)
タスクシフト(ネット社会で色々な事が手軽にできる)
医療の中で看護の存在価値(生活のなかで携帯の存在価値)
NP云々って、これらが揃わないと平成3年にiPhone12ってすごく良いんです!って言ってるようなものに見えてきました。
• これからが勝負!
昨今医療技術の進歩やCOVID対応など、医療、看護を取り巻く状況は目まぐるしく変化し、なかなかそこまで目が向かないことも事実。
しかし、どうしても専門職であり、利用者と感覚に差が出てしまいがちの医療職。意識的に視線を持っていかなければ、その感覚の差は大きくなる一方であり、結果各々が持ち合わせる医療感と存在価値に解離が生まれるのではないだろうか?
コロナ時代において、ITの価値は益々高まっている。
菅内閣に変わり、さっそく通信費さげよう!と動きが始まりました。背景には国民ニーズと海外との通信費比較(日本は高い)があります。
私たちNP(ベースにある看護師)がもっと現場に、地域に、人々に必要とされるコンテンツである事を知ってもらう。その前に必要とされるソフトを提供できるのか、我々自身が創作し自覚していく事が課題だと思います。
先日拝聴したNewsPicksでは「国のリーダーシップではなく、医療の現場力で現実問題日本は支えられている」と表現されていました。
コロナを乗り越えたあと
医療者、我々看護者はどのように価値をアピールし
どれだけの利用者はその存在価値を受け入れてくれるだろうか?
今回、このような考えるきっかけを提案(無茶振り)してくださった大会長を初めて、御多忙な折運営してくださった学会スタッフの皆様に感謝いたします。
ZOOMでNPのカタリ場やります!
久々の投稿+久々のオンライン企画です!
2月21日 日曜日にオンラインでNPとNPに興味のある方向けにZOOMを開催します。
出演者
・藤沼康樹
生協浮間診療所 所長
日本医療福祉生活協同組合連合会 家庭医療学開発センター センター長
・後藤智美
生協浮間診療所 診療看護師
・福添恵寿
JCHO東京城東病院 診療看護師
and more
概要
第一部(15時〜16時)
藤沼DrとNPのカタリバ「NPの臨床推論を探ろう」
参加対象:NP、NP学生 (聴講は看護師でも可能予定)
内容:NPの臨床推論はどのようなものか?を探るべく,臨床での事例をもとに,藤沼医師による講義も交えながら,ディスカッションを展開。
ディスカッション参加者は10名程度を予定。
その他聴講者も、チャット機能で質疑応答ができるようにいたします。
第二部(16時〜17時)
NPに興味のある人のカタリバ「ZOOMで聞ける、NPのA to Z」
参加対象:NPに興味のある看護師、NP、NP学生
内容:NPって何している人?NPになるには何を勉強したらいいか?NPになってから心掛けていることは?などNPに興味のある方、他施設のNPに興味のある方の質問にお答えします。
数名のNPをゲストスピーカーとして招き、チャット、もしくは直接質疑応答するスタイルで展開します。
エントリー方法
下記URL(Googleフォーム)よりエントリーをお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1OsH4Z9A87MewuWFXOTzs_ht7dhgYJa-TbpZMT5tiuRI/edit?usp=drive_open
*エントリー締め切りは2月14日 23時59分
*当日のZOOMのURLは,追ってご記載いただいたメールアドレスにご送付いたします.
多くの方のご参加、お待ちしております!