たまには症例 の続き。「湿疹?」
先日の症例の続きです。
明らかな皮膚所見+草への接触歴。
接触性皮膚炎(湿疹)という流れがしっくりきます。
ということで、湿疹のまとめ。
ということで、今回のケースを振り返りますと
接触性皮膚炎の割に範囲が広範囲(というか全身性?)
そして何より気になったのは湿疹というより、、、
実はこの所見はLINEで報告を受けたので、直視したわけではなく、また圧迫による変化も見ていませんでした。
紫斑の鑑別ですが
とこれだけではないと思いますが、
本症例は、その後呼吸困難感が出現し、救急外来受診。
血液検査で血小板が1000と低値、、、
特発性血小板減少性紫斑病として現在入院加療中です。
接触歴、写真越しでの判断、そして何より「身内に限って・・・」というバイアスが判断を大きく鈍らせた症例です。