防災委員会についてQC大会で発表してきました。
2年間の集大成?でQC大会発表してきました。
8年前に災害医療を経験した男が
病院の災害医療に携わったお話、、、
3分10秒、、、
この時間を短いと見るか
長いと見るか、、、
この数字の意味するものが何なのか、、、
私が病院防災(災害対策)を進めていく上で、必ず根本に置くのがマザー・テレサの言葉です
思考から繋がる運命。
現実味が薄い「災害」だからこそ、これを一つずつこなしていく事を大切にしています。
委員会といえども、まず行ったことはみんなの思考の共有。
その思考を表に出し、文字に起こし、マニュアル化につなげていきました
思考を増やすために、時には屋上で委員会を開催をすることも。
周りの道、海、建物、、、
これを見て何を考え、対策を練るか。
後日談ですが、「病院職員で屋上に上がった人はほぼいない」と病院長に言われましたw
色々な取り組みを始めましたが、本業のNPが忙しくなると、なかなか委員会にも出席できません。
「あなたが出てこないと委員会が進まない!」と怒られたこともしばしば。。。
ただ、有識者がいないと委員会は進まなかったのか?
決してそんなことはなく、委員一人一人の意見が確実に現場を動かしてました
私がいなくても委員会が転がっていました
そして委員で出していった言葉が
行動につながりました。
多分院内でこれほど大規模の防災訓練を行ったのは初めて
院長を始め院内、そして付属老健まで巻き込んだ大規模の訓練を行うことができました。
その時のアンケート結果です。
初回だったこともあり、非常に良い!が含まれる中
素直な皆様の意見、、、不満・やや不満が全体の24%・・・
そして
良い、普通と答えたものの、自由記載がネガティブな意見でしかなかった人が6割・・・
まさしく普通はグレーでした・・・
ただ、参加者の思考が言葉に変わった習慣でもありました。
その言葉を受け、委員会として新たな行動を取り始めました。
アンケートに込められた意見。
「聞いてないよー」とは言わせませんw
そして先日の訓練。
大規模訓練を年2回。
正確にいうと下半期に2回。
病院全体の言葉が行動となり
委員会の行動が習慣となりました。
そしてアンケート結果です。
この結果が3回目、、、4回目とどう変化していくのか楽しみです。
マザーテレサの言葉で言うと
習慣が性格となります。
これは災害拠点連携病院としての姿を指すのか?
そして運命は?
これから起こり得る災害発災時の当院を指すのか・・・?
被災しないに越したことはありません。
また、災害医療でこれができたら正解!これで満足!ってのも多分ないと思います。
被災したら、目の前は真っ暗となり、ネガティブな言葉で埋め尽くされることでしょう
その中で医療者として何ができるのか?
本当にできるのか?
そんな中、周りのスタッフ、利用者、地域の方々に対し、一筋の光となり、復興に向けての後押しとなる
そんな存在となり、その存在を振る舞えるべくマニュアルを作れれば、、、と思っています。
ちなみに3分10秒は
東日本大震災 本震で揺れ続けた時間です