「やった」「やらない」は高校生男子だけ? JNPが行う看護師特定行為の一例をお話してきました@O阪QQ認定看護師セミナー
先日ご縁があって、大阪府看護協会 救急看護認定看護師ブラッシュアップセミナーでお話の機会をいただきました。
丸一日のセミナー
午前は認定看護師の現場教育、特定行為研修修了者からの現状報告。
午後からは3時間、みっちり私の持ち時間となり、「笑い」に厳しい関西人相手に奮闘してきました!
・特定行為研修修了者からの現状報告
① O県の救急看護認定看護師+特定看護師からのお話は、主に行為の実施とシステム構築についてのお話でした。この施設は特定行為研修機関でもあり、積極的に看護師特定行為を導入しているとのことでした。手順書に関しても電子カルテ(オーダリングシステム)と連動させており、医師が当該患者に対し特定行為実施を許可した場合、そのオーダーが電カル内の手順書に反映され、実施につながるといったものでした。このシステムでは責任の所在が明確であり、またその後の実績も追うことができ、大変有効的なシステムだと実感しました。ただ救急という特性から、行為を実施した患者のFollow Upが今後の課題なのか?と行った印象を受けました。
②H県の救急看護認定看護師+特定看護師からのお話は、特定行為件数で培った知識を現場ケアでいかに活かしていくか?といった内容でした。Physicalや臨床所見など、声にならない患者の訴えに目と耳を傾け、次のステップへとつなげる。医療行為に着目されやすい本制度ですが、幹である看護につなげる事例を聞かせていただくことができました。
来年度はJNP(診療看護師)も協働するとの噂もあり、今後のoutcomeが楽しみです。
・JNP presents「看護師特定行為のミカタ」
「見方」なのか「味方」なのかは皆さまの捉えようにお任せします。
午後から3時間は、私自身が当院で行なっているJNPの活動を軸に、臨床推論やグループワークを混じえお話させていただきました。
私の所属する病院は総合内科での研修を主に行っており、基礎疾患を含めた内科系common diseaseの管理を指導医とともに行っています。その中で特定行為だけでなく、日頃看護師業務に含まれない非侵襲的な検査などを積極的に行い、リアルタイムな評価・介入を行っています。
高度な手技の習得だけでなく、医学的見地も深めていくことで、より一層患者さまの病態・生活スタイルに合ったケアの提供やキュアへの情報提供が行えると自負しております。
※スライドは講演時の内容を一部抜粋
この度は貴重な機会を提供していただき、ありがとうございました。